HIV・エイズガイド【症状・検査・治療法を解説】 TOP > 神経障害・脳症

神経障害・脳症

エイズ期には感染症の一つで脳に異常をきたし、精神的な障害も大きくなります。

この脳障害や神経障害が起こる原因は大きく2つあり、一つは日和見感染による大脳のダメージによるもの(これを「HIV脳症」と呼ぶ)、そしてもう一つは、HIVが直接脳に侵入したことによるものです。

日和見感染で脳に異常が起きた時には、脳内の白質(神経組織の中の、神経線維のみで構成される部位)が病変し、軽い認知症のような症状が出てくるようになります。

そのほか、集中力の低下、抑うつ状態、躁鬱状態、幻覚、妄想などの症状が現れます。

この時点で、健康時にあったT細胞は、1/10以下の量にまで落ち込んでいます。

免疫能力全体に問題が生じているため進行は早く、軽い認知症から進行して、やがては運動障害を起こすようになります。

そうすると、歩行困難、震えや行動異常を起こすようになります。

幻覚症状に行動異常が加わると、周りも注意しなければならなくなるのは必至です。

そして末期になると、認知症が重度になります。

そのため、やがて昏睡状態に陥り、ここまで来ると、死までが時間の問題といえるでしょう。

昏睡状態になり、おおよそ半年で死に至るとのことです。

これらには、薬物療法がある程度有効で、進行を遅らせることは可能です。

しかし、エイズそのものを完治する治療法はまだないので、そういう意味では、対症療法がメインになるでしょう。

自宅で簡単にHIV(エイズウィルス)チェック

ふじメディカル 自宅で簡単にHIV(エイズウィルス)チェックするなら、10年以上の確かな実績がある「ふじメディカル」がおすすめ。
神奈川県横浜市の衛生検査所 第8030号に登録されているので、信頼感があります。

郵送検査なので匿名で性病検査ができ、2日で検査が出るクイックレスポンス。
SDA法(遺伝子検査)核酸増幅法による精度の高い検査です。

詳細はこちら ⇒ ふじメディカル

HIV/AIDSの概要

エイズの歴史

HIV感染の経路

様々な症状進行過程

様々な症状進行過程 - エイズ期

HIV検査について

現在の治療法

世界での取り組み

HIV/AIDS関連の事件