HIV・エイズガイド【症状・検査・治療法を解説】
HIVとエイズの基礎知識から症状・検査・治療法・歴史・世界での取り組みなどを徹底解説。
友人の友人がHIVに感染したと聞き、身近でも十分に起こり得る病気だと思い知らされたことがきっかけで、ここにまとめることにしました。
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ここで、エイズウィルスについて触れておきます。
エイズウィルスは1種類ではなく、大きく2種類あります。
それぞれHIV-1と、HIV-2です。
1983年に、フランスの研究所で初めて発見されたエイズウィルスは、当初「LAV=Lymphadenopathy Associated Virus(リンパ節腫脹関連ウイルス)」と名づけられていました。
続いて1984年に、今度はアメリカの研究所でエイズに関係する新しいウィルスが発見され、これは「HTLV-III=Human T-cell Leukemia Virus III(ヒトT細胞白血病ウィルスIII)」と命名されました。
同年、アメリカの違う研究グループが発見したエイズに関するウィルスは、「ARV=AIDS Related Virus」と名づけられたのですが、この時点でエイズに関するウィルスに3つの名前が使われていて、別々のウィルスという認識が強まっていました。
しかし、研究を重ねていくと、この3種類のウィルスは同じ系統であることがわかり、どの道3つを1つの名前に統一する必要に迫られたのです。
そこで1986年のエイズ関連国際会議で、「HIV=Human Immunodeficiency Virus(後天性免疫不全ウィルス)」という名前に統一されました。
因みに、HIVは更に幾つかの種類に分かれますが、大体の人が感染するのはHIV-1のほうです。
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