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感染血液事件(フランス)

フランスでは、多くの人を巻き込んだ、汚染された輸血用血液及び血液製剤にまつわる事件が起きました。

この発端は、ジャーナリストであり医者でもあるアンヌ・マリー=キャステレという女性が、1991年4月に週刊誌に載せた記事でした。

それによると、1984年と1985年に、国立輸血センターで汚染された血液を血友病患者に供給し、患者をHIVに感染させたとのことです。

センター側は、汚染を知りながら血液を供給したということで、その証拠も載せられたキャステレ氏による本も出版されました。

この時の感染者数は、推定約5000人にもなると言われています。

何故これだけ多くの感染者を出すことになったのでしょうか?

血友病患者に汚染された血液製剤が投与された点は日本の薬害エイズ事件と同じですが、フランスでは血液製剤のほかに輸血用血液も汚染されていました。

このため、被害が更に広がったです。

このことで1984年、1985年当時の厚生大臣などが相次いで起訴され、刑事裁判で罪に問われました。

そして、その保障の対象は、HIV感染者、その二次感染者、さらに感染はしていないものの、HIV感染問題で多大な被害を被った人々にまで及びました。

フランスでは、この事件に関連する裁判を1995年までに終わらせていますが、現在でも徹底した救済システムを構築して、被害者を支え続けています。

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