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児童集団HIV感染事件(リビア)

1998年、リビアで汚染された血液の輸血により、426人の児童が集団でエイズに感染するという事件が起きました。

輸血を行った医師及び看護婦は、1999年に逮捕され、その後8年間投獄されます。

この医師団の医師はパレスチナ人で、看護士5人はいずれもブルガリア人女性です。

事件発覚当初、その詳細についてははっきりわかっておらず、血液が汚染されていると知りながら、医師団が実験的に子供たちに輸血を施した、とリビア側は主張していました。

しかし、その後の調べで、どうやら病院の衛生状態は元々、劣悪なもので、医師団が治療を開始する以前から、輸血に使われる血液が既に汚染されていた可能性があることも浮上しました。

リビアで行われた裁判では、検察は一貫して有罪を、被告側は無罪を主張しました。

しかし、2006年12月19日、被告全員に死刑判決が下ります。

この時、彼らの無実を信じ、医師団解放に向けて積極的に行動していたのは、セシリア元仏大統領夫人です。

リビアと外交カードとしてこの医師団に死刑判決を下したが、様々な状況が彼らの無実を語っているとし、リビアとの前向きな交渉を続けてきたのです。

その結果、6人はブルガリアに送還が認められ、本国に到着すると、すぐに恩赦されました。

この事件では、リビアが抱える生活環境の問題が浮き彫りになり、社会には新たに大きな課題を与えた重大な事件だと言えるでしょう。

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