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血友病患者のエイズ

エイズの実態が明らかになるにつれて、そのリスクが血友病の患者が使う血液製剤にも含まれているケースがあることがわかりました。

そして、その血液製剤をめぐり、日本とアメリカで大事件が起きます。

日本では「薬害エイズ事件」、アメリカでは、ライアン・ホワイトという少年が血液製剤によりエイズに感染して死亡した事件です。

アメリカで血液製剤を危険視する報告がなされたのは、1983年のことでした。

血液は通常、加熱処理したものを血液製剤にして、血友病患者に供給しますが、日本では、以前は非加熱製剤を使用していました。

それでもエイズがクローズアップされるまで、それがどれだけ危険なことかを医療関係者ですら把握しきれておらず、結果的に、多くの血友病患者がHIVに感染する被害を蒙ったのです。

この非加熱血液製剤を供給していたミドリ十字に対し、被害者たちは1989年に初めて裁判を起こしました。

一方、アメリカでも血液製剤からエイズに感染したライアン少年のことが大きくクローズアップされました。

彼は学校から登校拒否をされ、そこから「普通の学校生活を送る」ために、実に多くの困難を乗り越えなければなりませんでした。

ライアンは1990年に、18歳の若さで死亡しています。

80年代終わりは、まだまだエイズの知識が人々に完全に行き届いておらず、そのためこのような悲劇が当然のように起こったのだと思われます。

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