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赤十字社のHIVスキャンダル(カナダ)

カナダでも、汚染された血液により大勢の人がHIVに感染するという痛ましい事件が起きました。

カナダでは、1940年代以降、赤十字社が輸血用血液の事業で中心的役割を担ってきましたが、1984年に、赤十字社が血液を扱う組織の複数に、汚染された血液の使用を許可していたことが明らかになりました。

このため、その後1997年までに、3000人以上の人がエイズやC型肝炎に感染し、死亡したとのことです。

このことについて、赤十字側は当初、輸血用血液とHIVの関連性を否定、その血液とHIVの問題を関連づける証拠がない、としました。

赤十字社が血液の輸入元としていたのは、米アーカンソー州の刑務所で、そこの囚人たちが献血したものを輸入していました。

この時のアーカンソー州知事が、ビル・クリントン元米大統領です。

クリントン氏と赤十字社社長が長年の友人であったことから、クリントン氏と事件の関連性についても大きくクローズアップされました。

カナダ赤十字は、後に事実を認め、正式に謝罪しています。

カナダでは、1990年代に独自の調査団体を設立し、この問題を徹底追及し、汚染された血液の背景まで綿密に調査をしました。

そして、赤十字側は、被害者に既に総額5500万ドルの支払いを済ませ、またチャリティ団体が独自に120万ドルを被害者の家族に寄付しました。

現在では、この問題は収束状態に移行しつつあります。

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